じーちゃんは僕の年齢の、あと1年後に死んだ。

先日ばーちゃんの墓参りにひとりでフラッと行ってきまして。

墓園が閉まりかけの平日夕方ギリギリで人はおらず、ひとりで墓をコシコシとブラシでこすっておりましたら、裏側に彫ってある文字が目に留まりまして。

ばーちゃんの名前のとなりに会ったことのないじーちゃんの名前と、命日が記載されていたのですが、「俺の年齢の1年後やんけ」と知ってはいたけれど、改めて見ると「あー、もうそんな歳になっちまったか」と改めて感じてしまい。

僕が小学生の頃、ばーちゃんにじーちゃんのことを聞いて、「身体の悪い箇所がけんちゃんはじーちゃんに似てるねぇ(笑)」なんて冗談で聞いていて。

うっすらですが、せめてじーちゃんの年齢は超えたいなと幼心にライバル心を燃やしたのを覚えております。

もうほぼ変わらない年齢になりましたので、どんな気持ちだったのかなぁと思うところもありますが、自分のことを振り返ると「んー、今死んだらなんかつまらんなぁ」というのが正直なところ。

念のため終活をしておくのもいいかなと思いつつ、身辺を整理して(特に動画とか)、いつあっちにいっても良い状態にしておいて(HDの中身はみせられない)、スッキリした気持ちでなにか挑戦してみたいと思っております。

いまのところ大きい病気で入院したこともなく、丈夫に産んでくれた両親と、命をつないでくれたばーちゃんと目標をくれたじーちゃんに感謝を。

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