ものづくりのものがたり

先日、ある番組の宣伝を見ていてとても憤りを覚えたのでここに記す。

それはある流通系会社のドキュメンタリー番組(多分広告費払って番組作らしてんだろうけど)。物流会社の若いねーちゃんがプロデューサー気取りで、PB商品つくらせているメーカーのおっさん達を叱り飛ばしている光景だった。実は会社は違うが、生で似たような光景を何度も見たことがある。

 

「私たちは良いものを届けるためにこんなに激しく頑張ってるんです」的な場面を視聴者に見せたいんだろうけど、物や情報を右から左に流す仕事の人が力を得てえらそうにしている世の中は健全ではないとここで言いたい。

 

売る力がある人は確かにすごい(それが自分の勤めている流通会社の看板を借りているだけかもしれなくても)。でも作っている人たちの手から顧客の手に渡った「もの」が主役であるならば、経路が主役ではないはずだ。

 

右から左へ流すひとが一番儲かる時代を終わらせないと、次の時代がやってこない気がする。

別に流通や広告会社の悪口を言っているわけではない。
ものづくりをするひとたちが主役の世界じゃないとつまらない物語になるだけという話だ。

ちからの話だ。

「いや俺たちはしたたかにその時は売る場所をうまく切り替えるよ」とかそんなものはクソくらえだ。現にメーカーはどんなことになっている?情報産業は?僕らの生活は?

ものをつくる人たちが、もっと「売る」力をつけることが必要だ。

偉そーに言っているが、もちろん最大限の自戒をこめてこの文を書いている。

 

さぁさぁ、ものがたりをハッピーエンドにしようじゃないか。

みなのものがたりに幸あれ。